コラム

【コラム】何も得はしない。それでも良いと思えるかどうか

20代も後半になってくると周囲が続々と結婚していく。男女問わずこの年齢層の人が3人集まれば、必ず結婚の話や家庭と仕事のバランスといった話題になっていく。そこで彼女は居るけど結婚がイメージできない独身者から発せられるお決まりの質問だ。


Q1.結婚すればどんな良いことがあるのだろう? 
Q2.代わりに結婚すればどんな煩わしいことがあるのだろう?

これは独身者にとって永遠の課題である。Q2.は想像に容易い。奥さんに加え子どもが生まれでもすればなおさらである。疑うまでもなく、煩わしいことは増える。ではQ.1は? そこで僕のような独身者は考える。こんなに煩わしいことが増えるのに、何か良いことは無いのだろうか、と。そうでなければ皆が結婚しないはずだ、とも思う。

で、僕が周囲の限られた既婚者と独身者にインタビューして思ったこと。


結論から言えば、結婚をして良いことなど何一つないということだ。


また独身者が偉そうなことを! この人格破綻者が! などと思われるかもしれないが、話は最後まで聞いてほしい。「結婚したらこんな良いことがあるかもしれない」と思い描いているものがもしあったとして、それらは結婚という儀式そのもので神様から無条件に与えられるものがものではない、ということが言いたい。幸せになれるかどうかは、当たり前だが個人の努力と裁量にかかっている。つまり、「何かメリットは?」と考えている卑しい僕にとって、質問への回答は「何もない」が正解なのだ。彼女と同棲していて、サイフも最近曖昧になっている、などといったカップルにとって、周囲から妻帯者・独身者という区別が行われる以外に何一つ変わることはないのだ。それなら、独身者で居た方が都合が良い気もする(何が都合が良いのかはまた次の機会に(笑))。

主体性がなければ幸福など一生訪れない。これは結婚に限らず物事の真理だと思う。就職のメリットは? 独立のメリットは? 社長のメリットは? メリットメリットうるせえよ。

婚活ブームで結婚しなきゃいけないのか? という風潮だが、何も焦ることはない、ということを年頃の男女に言いたい。晩婚化は日本が豊かになった証拠に他ならない。今の婚活ブームは日本が不景気だということに他ならない。景気が良くなれば今度は離婚ブームがやってくるかもしれない。どちらにしても、主体性のない人間にとっては生き辛い世の中である。

(梅田)
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