「第一印象のイメージが変わるまでには時間がかかる」というのは、人に限った話ではないような気がします。
私が下北沢というまちに初めて来たのは高校生のとき。「好きなアイドルが下北で時々飲んでいるらしいから、私も下北に行ってみたい」、とよくわからない理由で友達に誘われたのがきっかけでした。
横浜に住んでいた私にとっての東京といえば、渋谷や新宿。もしくは丸の内のようなビジネス街。音楽や演劇に詳しくもなく、古着よりも109ブランドが好き。下北沢には馴染みも憧れもなく、自分とはかけ離れた遠い存在でした。そんな場所に、友達とふたりで遊びに行くことになったのが最初でした。
駅に到着すると、とくに行く場所を決めていなかった私たちは、とりあえず人ごみに流されるがまま南口へ。改札を出てみれば、びっくりするほど狭い道幅に対して、これまたびっくりするほどの人で溢れかえっていました。「こんなにゴチャゴチャしたところで○○さんは普段飲んでいるのか」なんて、自分は興味もないアイドルの顔を思い浮かべながらげんなりしたのを覚えています。
それから、なんとなく古着屋さんをめぐってみるものの、とくに関心も持てず、やっぱり下北沢は自分に無関係でよくわからない場所だという思いが強くなりました。
それから10年が経ち、今では駅周辺の再開発も進んで、当時の街並みから変わったところも少なくないかもしれません。それでも無縁の街だという思いは、下北沢にある会社で働き始めてからも強く残っていました。
下北沢にあるプレスラボで働き始めて、今年で3年になります。いつしかこの場所が、行きつけのお店があって、好きな人たちが住んでいる。そんな特別なまちに変わっていました。
編集者・ライターという仕事に就いてからも同じく3年です。仕事に対しても、この3年間で見える景色が変わってくるようになりました。
今年はもっと、グッと大きく変わるような1年になったらいいなと思っています。自分にとっても、お世話になっている皆様のためにも、結果を残していけるよう1日1日を大切に過ごしていこうと思います。
他のメンバーを見る