プレスラボ

2020
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池田 園子

池田 園子

転職に独立、結婚、離婚、新しい仕事たち。自分の2010年代を振り返ってみると、コンテンツがそこそこ充実している感がある。いや、こんなもんか。

10年という単位はなかなかに長くて、それなりに変化もあるよなあと思う。だって、考えてみてくださいよ。10年って、赤ちゃんが小学4年生に成長するほどの年月だし。

2010年、楽天からITベンチャーへ転職し、たった1年で退職してフリーライターに。実力もなければコネもなく、無計画に独立した理由は「若気の至りで……」としか言えない。

当時の月収は10万円。って、アンタ大丈夫か? と過去の自分に問いたい。しかし、勢いだけでフリーになった私に社会は優しかった。多くの取引先はすべて「人」がもたらしてくれた。

昔「こいつ食っていけんのかな?」と心配して、仕事を世話してくれた人たち、仕事を見て紹介や推薦をしてくれた人たち、仕事を褒めてくれて指名してくれた人たち。

いろいろな人たちのおかげである。運と縁に恵まれて生きてきた、幸せ者中の幸せ者というか。前世やそれ以前に、世の役、人の役に立つことをさぞかしたくさんしたのかな。

2016年からはWebメディア「DRESS」の編集長という役をいただいた。でも、編集経験が2〜3年だった自分には「顔じゃない」。これは大相撲界で「分不相応」を意味する言葉。

まだそのレベルに至っていない、とわかっちゃいたけれど、せっかく縁あって舞い込んだ仕事。やりながら勉強していけばいい、と言い聞かせて取り組んできた。

ここまで4年間やってきて培ったものはもちろんあるけれど、それでもまだまだ未熟さや至らなさを感じる日々だ。

ただ、背伸びしてでも挑戦して良かったと思う。役割や立場が「今の自分にはふさわしくないな」と思っていても、格闘するうちに“そちら側”へ少しずつ引き寄せられる。そんな現象もあっておかしくないと思う。

この先も「顔じゃない」仕事がやってきたとしても、個人として、会社として果敢に取り組みたい。それが回り回って、私を支えてくれた人たちへの恩返しになると信じている。

2012年頃から細々と、プレスラボで仕事をしてきた私、池田園子ですが、2020年からはより深く関わることになりました。

ここでも新しい挑戦が待っています。何卒よろしくお願いいたします。

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撮影協力:齋藤 大輔
今年もよろしくおねがいします